東南アジア旅行記 シリーズ第2回 蘇州 9回シリーズ


蘇州虎丘の雲岩寺塔
  2000年7月に中国の上海と蘇州、翌年の9月末から10月初旬にかけてシンガポールとマレー半島最南端の町ジョホール・バール、 2002年6月には台湾の台北と花蓮方面を旅行した。

  いずれも観光が主な目的であったが、現地の人達との交流と気風に触れ、現実の状況をこの目で確かめることができた。

  「私の見た東南アジア」と題し、私的な旅行記を9回に分けて紹介しています。


蘇州絲綢研究所の
芸術的な絹織物


1−2.蘇州観光
 翌日は蘇州観光へ加わった。蘇州は江蘇省南端にあり、東洋のベニスとも言われる水と庭園の都市である。 上海から近く、車で約2時間程度、途中は田園風景であり、太湖が近くにある。

 蘇州は春秋時代の紀元前514年に呉王闔閭が周囲に城壁を築き都城を造営したのが都市としての始まりという。 虎丘に呉王闔閭の墓(未発掘)があり、「一刀両断」の試剣石を見て、「呉越同舟」「臥薪嘗胆」等の4字熟語が浮かんだ。

 虎丘にはピサの斜塔のように11度も傾いている雲岩寺塔がある。雲岩寺塔は北宋時代(961年)に完成した高さ47.6m、レンガ造りの8角7重の塔である。 宋代の詩人蘇東坡は「蘇州に至りて虎丘を遊ばずんば憾事なりけり」と歌っている。

 次の寒山寺には唐の詩人張継が「楓橋夜泊」を詠った鐘楼がある。伝説によると寒山寺は509年−519年の間に建てられ、当時は妙利普明塔院と呼ばれた。 唐の時代に寒山と拾得がここで修行し、その故に寒山寺と名を変えた。寺の中には寒山と拾得の彫刻像があり、張継の詩が刻んである石碑があった。

 昼食は四川風の蘇州料理、日本人向けの味付けが美味しかった。蘇州は南京及び杭州とともに中国の3大シルク産地、蘇州絲綢研究所を見学し、 シルク加工の高度な技術を持つ芸術的な両面同画織や異画面織に感心しつつ、隣接する絲綢商場でシルク製品や絹織物を買い求めた。

 
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